電子顕微鏡技術研究所

その他のいろいろな古い顕微鏡

【Schultz A-G Cassel社の古い顕微鏡①】

。「Schultz A-G Cassel」社(ドイツ)の古い顕微鏡。1900年代初頭。双眼鏡を作っていた会社らしく、ピントの微調節の方式が面白い。双眼鏡の接眼レンズの調節方法と同じ。ケースはおそらく「日本製」。絞りはない。レンズはあまり良くありません。













【Schultz A-G Cassel社の古い顕微鏡②】

ドイツ製、Schultz A-G Cassel 12126。木箱の「虫喰い」がひどかったので、底板は交換、虫喰い穴をパテで埋めて、塗装し直しました。















【Hensoldt Wetzlar社の古い顕微鏡】



ドイツ製の古い顕微鏡 Hensoldt Wetzlar。「古い試料」が入っていましたので、時間を見つけて観察してみようと思います。「古い」カバーグラス(日本製)も入っていました。 ヘンゾルトは、1852年に、MORITZ HENSOLDT (モリッツ・ヘンゾルト社) と名乗り、光学系の会社として起業されました。そして1928年、カールツァイスに買収されました。HENSOLD WETZLAR は、CARL ZEISS の 軍事用の製品のブランド名 でした。 http://microscopist.net/HensoldtH.html





【Emil buschの「古い顕微鏡」】



Emil busch (ドイツ)の「古い顕微鏡」。落射照明装置が付いています。古い時代の「金属顕微鏡」。豆電球も入っていましたが、印加電圧が不明なので、とりあえず100円ショップのLED照明装置を差し込んで観察。黄色のフィルターを入れて、鉄材の表面を観てみました。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エミール・ブッシュ "Old microscope" by Emil busch (Germany). There is epi illumination equipment. This is “Metal microscope" of the old age. Although the mini bulb was also included, the applied voltage is unknown, I inserted the LED lighting device of “100-yen shop” and observed with a yellow filter the surface of the iron material.







【Spencer (USA)の「古い顕微鏡」】

Spencer (USA)の「古い顕微鏡」。入手した時は、箱も壊れ、鏡体も埃まみれでしたが、なんとか綺麗にしました。 https://americanhistory.si.edu/.../object/nmah_1348380 http://www.mccroneinstitute.org/.../A_Short_History_Early...











【W. and H. Seibert 社の「古い顕微鏡」】

この「古い顕微鏡」、コッホも愛用していたらしいですね(これよりも古いタイプかも知れません)。ステージの回転が非常にスムース。コンデンサが水平方向に動かせるので、斜め方向からの照明が可能で、偏射照明によって「擬似立体的」観察が可能です。 以下に、「W. and H. Seibert 社の歴史を書き留めておきます。 ----------------------------------------- http://www.microscope-antiques.com/seibert.html より引用 。 HISTORY OF THE SEIBERT MICROSCOPES. The famous Carl Kellner's Optical business was taken over by Belthle and Rexroth in Wetzlar Germany. Ernst Gundlach, along with Wilhelm Seibert and Heinrich Seibert, worked for Kellner in the 1850's. In 1859 Gundlach set up his own workshop, taking with him the Seibert brothers as employees. As was to be the case many times in future endeavors, Gundlach had poor business skills and left the company in debt, fleeing to England about 1860. In 1865 he returned from England, this time setting up a business in Berlin. Again the Seiberts worked for him from about 1866. By August of 1872, the business was again in financial trouble, and The Seiberts, along with the financial help of Georg Krafft, a businessman, bought the foreclosed business (and its debts!). Because Gundlach had to agree not to found a business in Germany, he emigrated to the United States. Meanwhile, Seiberts and Krafft moved back to Wetzlar. The company was known as Seibert and Krafft from 1871-1884, and and W. and H. Seibert from 1884 to about 1925. ------------------------------------



【フランスのの「古い顕微鏡」①】



フランス製の古い顕微鏡。 NACHET & FILS PARIS 古いフランスの顕微鏡。ステージに昔の「使用者」の痕跡があります。おそらく、右手でプレパラートを動かし、左手でピントを調整していたんでしょう。私の想像ですが.....。入手時に試料クリップが1つしか付いていませんでしたが、かなり以前から1つだったのかも.....。どんなものを見ていたんでしょうね。 Traces of old age.





【フランスのの「古い顕微鏡」②】



製造国、メーカー、製造時期不明の「古い顕微鏡」。この装置には、「Live box」という面白いアクセサリー部品が付いていましたので、整備してからご紹介します。おそらく、1850年〜1890年のフランス製でしょう。箱は「修理中」です。 身元不明の「古い顕微鏡」。綺麗にしました。鏡体が、ステージの下あたりで曲がる様になっています。付属していた「Live box」、2枚のガラス板の間に観察しようとする水棲動物などを水と一緒に挟み込んで観察していたようです。封入の代用にもなりますし、昆虫などを挟み込みこともできますね。この頃には、いろいろなタイプの「Live box」があったようです。(上側のガラスが無くなっていました。破損したのか、それとも下側のガラスだけで、スライドガラスの様に使っていたのかも知れません。)





【身元不明の「古い顕微鏡」】

「経歴」不明の、小さな「古い顕微鏡」。鏡筒の上下機構が、単純ですがユニークです。写真2枚目に写っているプラスネジは、付属の部品が腐蝕していたので代用したものです。顕微鏡写真は、iPhone手持ちで撮りました。ピント合わせは大変です。